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甲子園2023開会式:山崎育三郎が美しい歌声で観客を感動させる

野球

第105回全国高校野球選手権記念大会の開会式が、8月6日(日)兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われました。49代表校が入場行進。

甲子園球場で開幕

先導役は、光永翔音(3年)。彼は、今夏の東東京大会で日大豊山の8強進出に貢献し、昨年の高校総体の競泳で3冠を達成した〝二刀流〟である。

今大会では、いくつかの変更点があります。

まず、ベンチ入り選手の数が18人から20人に増えました。さらに、暑さ対策として、5回終了時に10分間の「クーリングタイム」が新たに設けられました。この時間は選手の水分補給などに使われることとなり、従来通りグラウンドの整備が行われる予定です。

また、新型コロナ下で禁止されていた選手が試合後に甲子園の土を集めて持ち帰る行為が、4年ぶりに解禁されることになりました。

山崎育三郎が熱唱

俳優で歌手の山崎育三郎さん(37歳)が大会歌「栄冠は君に輝く」を歌いました。最初は独唱し、その後は吹奏楽の演奏に合わせて美しい歌声を披露し、甲子園の観客から大きな拍手が湧き起こりました。

ツイッターでは、トレンド入りするほどの話題となりました。

山崎育三郎さんは、大会歌を作曲した故・古関裕而さんがモデルとなったNHKドラマ「エール」(2020年放送)で、大会歌を歌う役を演じたことでも知られています。前回の21年大会では新型コロナウイルスの影響で無観客の中、大会歌を独唱しましたが、今回は観客の前で歌声を披露しました。

山崎育三郎さんは開会式を前にして、「第105回という節目の年に、甲子園の開会式で歌えることを心から光栄に思います。『エール』で歌わせていただいたご縁から、『栄冠は君に輝く』は私にとって特別な楽曲となりました」とコメントしていました。

この感動的なパフォーマンスで、山崎育三郎さんの2年ぶり2度目の大役が素晴らしい形で成し遂げられたのです。

野球少年だった

山崎育三郎さんは、小学1年の頃、兄に誘われて地元の野球チームに入りました。当時は甘ったれでおとなしい性格だったそうですが、野球を始めることでみんなで声を出したり、グラウンドには一礼してから入ったり、お兄ちゃんたちに敬語を使ったり、監督にきちんとあいさつをするなど、礼儀やマナーを学ぶことが多かったようです。

山崎育三郎さんは、当時のことをつぎのように語っていますよ

野球の面白いところは、4年生の時に1~4年生チームのキャプテンになったことでした。チームメートを応援する歌を練習したり、「声を出していこうぜ」と声をかけたりして、チームをまとめる経験を通じて、野球に対する意識が高まり、楽しさを感じるようになりました。

6年生になったら、全国大会で活躍する選手になりたいという思いが芽生え、弟と兄の3人で毎日公園に行ってキャッチボールやノック、バッティング練習に励みました。その結果、東京都港区の大会で優勝し、全国大会にも出場してピッチャーとキャッチャーを務めてベスト8まで進むことができました。

だから、子どもの頃は甲子園出場が夢であり、プロ野球選手になることも夢でした。

野球を通じて、礼儀やチームワークを学び、全国大会での活躍を目指す姿勢を培っていった私の思い出です。